素敵なサービングスプーンのご紹介です。

こちらのお品は英国アンティーク銀器　純銀製のお品で、片方のスプーンのハンドル裏面には純銀（スターリングシルバー92.5%）のお品である事を保証する歩くライオンパッサントのマーク、ロンドンのアセイマークのレオパード（王冠を被ったレオパードのマークは1478年–1821年に使用されていたものです。)、1763年のデートレターのｈが刻印されています。

メーカーは・Cと下の二文字が見え、上に少しずれてTがあるのでThomas Chawnerではないかと推測します。

もう一本のスプーンはマークが潰れてしまっているのですが、これは特に18世紀の時代の古い小物に良く起きる、ホールマークをしっかりとスタンプした事により当初の銀器の形が崩れてしまったものを、またシルバースミスが形を整えた事によりホールマークが潰れる→ホールマークよりも銀器そのもののシェイプを優先された結果によりそのようになっているものなのだそうです。

もともと４本組だったスプーンで、どれもそれぞれにマークには個性がありましたが、こちらに残っているものは一本は特にきれいなものと、一本は特にマークが見えにくくなっているもの、の二本セットになります。

1763年と実に250年以上も前の時代に作られたお品になります。

それぞれメーカーが違うため、テーブルスプーンに後装飾が施されたのではないかと思いますが（ティースプーンにも時々見られるのですが、異なるメーカーのお品をあわせて同じ装飾をした事があったようです）

上品な色合いの淡いゴールドが美しいとても素敵なお品です。

なかなか同じような品はこれから入ってくる事がないと思います。
ジョージアンの銀器を集めていらっしゃれる方に、是非コレクションに加えていただきたい逸品です。

サイズ◆総重量104g　それぞれのスプーンのサイズ　58g　20.5cm（マークがはっきりしている方）　47g　20.5cm
コンディション◆エクセレント　制作されて250年以上経っているとは思えない、とても美しい状態を保ったお品です。